Schematic file format JA
ナビゲーションに移動
検索に移動
回路図ファイルフォーマット
単位系
大きさや座標系は全てmil単位系(1/1000インチ)で記述されます。
ヘッダ部
フォーマット:
- EESchema Schematic File Version 1
- LIBS: ライブラリ一覧(情報の提供のみで利用されていません)
- EELAYER nn mm (nnとmmは予約、利用されていません)
- EELAYER END
- Descr シートのサイズ Xサイズ Yサイズ(シートのサイズはA4...A0、A~E規格)
- EndDescr
例:
EESchema Schematic Spins Version 1 LIBS:brooktre, cypress, ttl, power, linear, memory, xilinx, idiot, aaci, INTEL, special, device, dsp EELAYER 20 0 EELAYER END $Descr A3 16535 11700 Sheet 1 4 "" Date “28 DEC 1996” Rev "" Comp "" Comment1 "" Comment2 "" Comment3 "" Comment4 "" $EndDescr
コンポーネントの詳細
フォーマット:
- $Comp
- L 名前 参照番号(Ref番号)
- U N mm タイムスタンプ
- P X座標 Y座標
- フィールド一覧:
- F フィールド番号 "テキスト" 回転 X座標 Y座標 サイズ フラグ(下記参照) 水平テキスト位置 垂直テキスト位置/斜体/太字 "名前"
- 1 X座標 Y座標(重複、利用していません)
- A B C D (回転方向を表すリスト、-1、0、1のいずれか)
- $EndComp
フィールドの詳細:
- F フィールド番号 "テキスト" 回転 X座標 Y座標 サイズ フラグ(下記参照) 水平テキスト位置 垂直テキスト位置/斜体/太字 "名前"
- フィールド番号 :
- 参照番号=0
- 値=1
- PCBフットプリント=2
- ユーザドキュメント=3
- 4~11はフィールド1~8を示します。(バージョン2009/01より8個以上のフィールドを持つことができます。よってこの番号は11以上になることもあり得ます)
- "テキスト"(区切り位置を明確にするためにダブルクオーテーションで囲みます)
- 回転:H(水平方向)、V(垂直方向)
- X座標、Y座標
- サイズ(デフォルト値:50)
- フラグ:0(非表示)、1(表示)
- 水平テキスト位置、垂直テキスト位置 = L, R, C, B, T
- L = 左寄せ
- R = 右寄せ
- C = 中央揃え
- B = 下寄せ
- T = 上寄せ
- 斜体 = IまたはN(バージョン2009/01より)
- 太字 = BまたはN(バージョン2009/01より)
- "名前" フィールド名(デフォルトのフィールド名でない場合のみ、区切り位置を明確にするためにダブルクオーテーションで囲みます)
- フィールド番号 :
メモ:垂直テキスト位置/斜体/太字部は、3文字で表されます。
例:
Comp L CONN_3 JP3 U 1 1 329879E1 P 1200 2000 F 0 “JP3” H 1250 2200 60 0000 C CNN F 1 “CONN_3” V 1350 2000 50 0000 C CNN F 4 "example" H 8000 4350 60 0000 C CIB "myfield" 1 1200 2000 1 0 0 - 1 $EndComp
未接続シンボルの詳細
フォーマット:NoConn ~ X座標 Y座標
例:
NoConn ~ 13400 5500
階層シンボルの詳細
フォーマット:
- $Sheet
- S X座標 Y座標 Xサイズ Yサイズ
- シートラベルの一覧
- $EndSheet
シートラベルのフォーマット
- Fn "テキスト" 形状 方向 X座標 Y座標 サイズ
- n = シーケンス番号
- n = 0:回路図ファイルに対応する名前
- n = 1:階層シート名
- 形状 = I(入力)、O(出力)、B(双方向)、T(トライステート)、U(不特定)
- 方向 = R(左向き)、L(右向き)、T(上向き)、B(下向き)
- n = シーケンス番号
例:
$Sheet S 1800 1600 1500 1500 F0 “PROGALIM.SCH” 60 F1 “PROGALIM.SCH” 60 F2 “CLK” O R 3300 1800 60 F3 “/RESET” O R 3300 2000 60 F4 “VPWR” O R 3300 2700 60 F5 “/HALT” O R 3300 2100 60 F6 “TRANSF1” I L 1800 1900 60 F7 “TRANSF2” I L 1800 2000 60 F8 “3.84MH” O R 3300 2200 60 $EndSheet
テキスト(Text Note)の詳細
フォーマット:Text Notes ~ X座標 Y座標 回転 サイズ ~
テキスト
例:
Text Notes 2100 3250 1 60 ~ TOTO
グローバルラベルの詳細
フォーマット:Text GLabel X座標 Y座標 回転 サイズ 形状
テキスト
例:
Text GLabel 3100 2500 2 60 UnSpc TITI Text GLabel 3150 2700 1 60 3State 3STATES Text GLabel 2750 2800 0 60 UnSpc BIDI Text GLabel 2750 2650 0 60 Output GLABELOUT Text GLabel 2750 2400 0 60 Input RESET
階層ラベルの詳細
フォーマット:Text HLabel X座標 Y座標 回転 サイズ 形状
テキスト
例:
Text HLabel 3400 2000 0 60 Input /RESET
ラベルの詳細
フォーマット:Text Label X座標 Y座標 回転 サイズ ~
テキスト
例:
Text Label 3400 2000 0 60 ~ /RESET
ジャンクション(接続点)の詳細
フォーマット:Connection ~ X座標 Y座標
例:
Connection ~ 13300 6500
ワイヤセグメント(ワイヤ)の詳細
フォーマット:Wire Wire Line
開始X座標 開始Y座標 終点X座標 終点Y座標
例:
Wire Wire Line 3300 1800 3900 1800
バスセグメントの詳細
フォーマット:Wire Bus Line
開始X座標 開始Y座標 終点X座標 終点Y座標
例:
Wire Bus Line 3900 5300 4500 5300
図形ラインの詳細
フォーマット:Wire Notes Line
開始X座標 開始Y座標 終点X座標 終点Y座標
例:
Wire Notes Line 2850 3350 2850 3050
バスエントリの詳細
フォーマット:
- ワイヤ/バスエントリの場合
- Wire Wire Bus
- 開始X座標 開始Y座標 終点X座標 終点Y座標
- バス/バスエントリの場合
- Wire Bus Bus
- 開始X座標 開始Y座標 終点X座標 終点Y座標
例:
Entry Wire Bus 4100 2300 4200 2400 Entry Bus Bus 4400 2600 4500 2700
ビットマップイメージの詳細
ビットマップ画像は、300x300pixel/inchとして表示されます。 Eeschemaが画面上に表示する画像サイズは、上記に対しスケール値を適用したものとなります。
フォーマット:
- $Bitmap
- Pos X座標 Y座標
- Scale スケール値(浮動小数点(float)) 画像を画面上に表示する際の倍率を指定します。
- Data
- 16進数で表現されたPNGフォーマットの画像データです。
- それぞれのバイトは2桁の16進数で表されます。
- 1バイト(16進数2文字)ごとに、半角スペースで区切ります。
- EndData
- $EndBitmap
例:
$Bitmap Pos 7450 5600 Scale 1,000000 Data 89 50 4E 47 0D 0A 1A 0A 00 00 00 0D 49 48 44 52 00 00 01 00 00 00 01 00 08 06 00 00 00 5C 72 A8 66 00 00 00 04 73 42 49 54 08 08 08 08 7C 08 64 88 00 00 00 09 70 48 59 73 00 00 1B 58 00 00 1B …. EndData $EndBitmap