過去に出た質問
- このページでは,過去にメーリングリストやTwitter上で出たQ&Aをまとめています.誰でも良いので,どんどん書き加えていってください(切実)
ライブラリ関連
デフォルトのライブラリ以外にKiCadの公開ライブラリはありますか?
主に http://www.kicadlib.org/ http://kicad.rohrbacher.net 辺りにたくさんあります.
スペイン語ですが, http://per.launay.free.fr/kicad/kicad_php/composant.php の下部にあるフォームに部品名を入力して、横の「validar」ボタンを押すと,上記のサイトから対応するコンポーネントの入ったライブラリを検索できるようです.
自作したGNDコンポーネントがGNDに接続されない
電源コンポーネントはKiCad内で特別扱いされているので,ヘルプの「11.8 - Create power port symbols」あたりを参照して,
コンポーネントを作成するときに,リファレンスの頭に「#」をつける.
また,最新バージョンのライブラリエディタだと,上部ツールバーの「コンポーネント プロパティの編集」から,「電源シンボル」のプロパティを変更することができる.
EeSchema関連
Linux環境で印刷すると,カクカクしたフォントになってしまう
Cupsを経由するとフォントが低解像度のものになってしまうので,
SVGでプロットしたものを,INKSCAPEというアプリで印刷したり,pdfに変換したりする.
参考: http://tech.groups.yahoo.com/group/kicad-users/message/10623
Pcbnew関連
複数枚をレイアウト出力(面付け)するためには,どうすれば良いですか?
面付けしたいPcbnewのデータ(元データ)はすでにあるものとします.
- 新規にPcbnewを立ち上げる.
- メニューから「ファイル」-「ボードを追加」.
- 面付けしたいボードの元データ(xxx.brd)を読み込む.
- 3を必要な分だけ繰り返す.
- 基板の配置を整える.
トラブル回避のための注意
- 元データの「グリッドの原点」をいじらない.
いじってしまうと正確な面付けが出来なくなる.
- 元データと面付けデータのグリッドサイズを揃える.
0.1mm単位に面付けしたければ,両方ともグリッドサイズを0.1mmにする.
- 一つ目のデータを読み込むんだら,それをシート上の別の場所に移動する.
移動しないと2つ目が同じ場所に表示されて重なってしまう.
- ラッツネストが元データ間でつながってしまうが,問題はない.
表示をオフにすれば見やすくなる.
配線の幅を指定するには,どうすれば良いですか?
基板作成時に,デザインルールエディタ>グローバルデザインルールで,カスタムビアサイズやカスタム配線パターン幅を登録する.
すると,配線時に右クリックメニューで登録したビアや配線幅が出てきて,選択できる.
塗りつぶしゾーンの内部に塗りつぶさない領域を指定する方法
- 「塗りつぶしゾーンの追加」ツールを選択
- 切り抜くゾーンの”外周部分を”クリック
- 「切り抜いたエリアの追加」を選択
- ポリゴンで切り抜きエリアを描く
- オートルータ or 全てのゾーンを削除⇒再度塗りつぶし
ヘルプの「Adding a cutout area inside a zone」や,動画によるチュートリアル(英語)も合わせて参照のこと.
また,円形状のゾーンの切り抜きはデフォルトではできないため,基板外形などDRCのかかるレイヤで円を描き,その後ゾーンを塗りつぶす事で円形の抜きが作成可能.
- ただし,抜き作成後に基板外形を削除し,再度ゾーンの塗りつぶしを行うと抜きが消えてしまうので扱いに注意が必要.DRCエラーの修正後,ガーバー作成直前の削除がお勧め.
文字の大きさや図形線の太さのデフォルト値を変更する方法
回答待ち.
コンポーネントライブラリエディタで2コイチの部品を作る方法
GUI上ではできない.
KiCadのコンポーネントファイルはテキストで構成されているので,ファイルをテキストエディタで直接編集することで可能.参考
発注
作成した基板データを海外の基板屋に発注するには,どうすれば良いですか?
各基板屋のデザインルールにそって,基板データを作成してください.
プロットした基板データは,ファイル名が日本語になっていると思うので,それを英語表記に変更してください.Seeed Studioに発注する場合の変更例を右図に示します.
基板外形のデータをシルク表面にコピーするためには,どうすれば良いですか?
プロットする際に,「Exclude PCB edge layer from other layers」の項目のチェックを外すと,基板外形以外の全てのレイヤーにも外形の情報が書き込まれます.