「Eeschema Chapter7 JA」の版間の差分
|  (仮翻訳) | 細 (→例) | ||
| (同じ利用者による、間の3版が非表示) | |||
| 3行目: | 3行目: | ||
| == はじめに == | == はじめに == | ||
|  アノテーションツールを用いることで,回路図中のコンポーネントに自動的に参照番号(Ref番号)を割り当てることができます.複数部品からなるコンポーネントについては,使用パッケージ数が最小になるように部品番号を割り当てます.アノテーションツールは,[[Image:]]アイコンをクリックすることで利用できます.以下にアノテーションツールのメインウインドウを示します. | |||
| [[Image:]]   | [[Image:]]   | ||
|  次に示すように,さまざまな利用方法があります. | |||
| * 全てのコンポーネントをアノテート  | * 全てのコンポーネントをアノテート (「既存のアノテーションをリセット(R)」を選択). | ||
| *  | * 新しく追加したコンポーネントのみをアノテート (「既存のアノテーションをキープ(k)」を選択). | ||
| * 全階層をアノテート  | * 全階層をアノテート (「全ての回路図,階層を使用(e)」を選択). | ||
| * 現在のシートのみをアノテート  | * 現在のシートのみをアノテート (「現在のページのみ使用(p)」を選択). | ||
|  「アノテーションの順番」オプションでは,それぞれのシート内での番号の振り方を指定することができます. | |||
|  特別な場合を除いて,以前のアノテーション結果を修正しない場合は,プロジェクト全体(全てのシート)と新しいコンポーネントが自動アノテーションの対象となります. | |||
| 「アノテーションの選択」オプションでは,参照番号の計算方法を指定します. | |||
| *  | * 回路図中の最初の空き番号から使用する:コンポーネントは(各部品記号につき)1から参照番号が振られます.前回のアノテーションをキープする場合は,使われていない番号から利用されます. | ||
| * シートのRef番号を* | * シートのRef番号を*100から開始し,最初の空き番号から使用する:シート1では101から,シート2では201から参照番号が振られます.それぞれの部品記号(UやR)が1シート内で99を超えてしまった場合は,継続して200以降の参照番号が利用され,シート2では200番台の最初の空き数字から参照番号が振られます. | ||
| * シートのRef番号を* | * シートのRef番号を*1000から開始し,最初の空き番号から使用する:シート1では1001から参照番号が振られ,シート2では2001から参照番号が振られていきます. | ||
| == 例 == | == 例 == | ||
| 30行目: | 30行目: | ||
| [[Image:]] | [[Image:]] | ||
|  部品配置後,未だ参照番号が振られていない5つの素子を例とします. | |||
|  アノテーションを実行すると,以下のような結果が得られます. | |||
| [[Image:]] | [[Image:]] | ||
|  コンポーネントをX位置でソートした場合: | |||
| [[Image:]] | [[Image:]] | ||
|  コンポーネントをY位置でソートした場合: | |||
|  これらアノテーションにより,74LS00の4つのゲートがU1パッケージにまとめられ,5番目のゲートが次のU2へ分類されました. | |||
| === アノテーションの選択 === | === アノテーションの選択 === | ||
|  下記の図は,部品をシート2に配置し,「回路図中の最初の空き番号から使用する」オプションを利用してアノテーションを行ったものです. | |||
| [[Image:]] | [[Image:]] | ||
|  「シートのRef番号を*100から開始し,最初の空き番号から使用する」オプションを利用しアノテーションを行うと,下記のようになります. | |||
| [[Image:]] | [[Image:]] | ||
|  「シートのRef番号を*1000から開始し,最初の空き番号から使用する」オプションを利用した場合は,下記のようになります. | |||
| [[Image:]] | [[Image:]] | ||
2013年2月17日 (日) 23:50時点における最新版
アノテーションツール
はじめに
アノテーションツールを用いることで,回路図中のコンポーネントに自動的に参照番号(Ref番号)を割り当てることができます.複数部品からなるコンポーネントについては,使用パッケージ数が最小になるように部品番号を割り当てます.アノテーションツールは,[[Image:]]アイコンをクリックすることで利用できます.以下にアノテーションツールのメインウインドウを示します.
[[Image:]]
次に示すように,さまざまな利用方法があります.
- 全てのコンポーネントをアノテート (「既存のアノテーションをリセット(R)」を選択).
- 新しく追加したコンポーネントのみをアノテート (「既存のアノテーションをキープ(k)」を選択).
- 全階層をアノテート (「全ての回路図,階層を使用(e)」を選択).
- 現在のシートのみをアノテート (「現在のページのみ使用(p)」を選択).
「アノテーションの順番」オプションでは,それぞれのシート内での番号の振り方を指定することができます.
特別な場合を除いて,以前のアノテーション結果を修正しない場合は,プロジェクト全体(全てのシート)と新しいコンポーネントが自動アノテーションの対象となります.
「アノテーションの選択」オプションでは,参照番号の計算方法を指定します.
- 回路図中の最初の空き番号から使用する:コンポーネントは(各部品記号につき)1から参照番号が振られます.前回のアノテーションをキープする場合は,使われていない番号から利用されます.
- シートのRef番号を*100から開始し,最初の空き番号から使用する:シート1では101から,シート2では201から参照番号が振られます.それぞれの部品記号(UやR)が1シート内で99を超えてしまった場合は,継続して200以降の参照番号が利用され,シート2では200番台の最初の空き数字から参照番号が振られます.
- シートのRef番号を*1000から開始し,最初の空き番号から使用する:シート1では1001から参照番号が振られ,シート2では2001から参照番号が振られていきます.
例
アノテーション順序
[[Image:]]
部品配置後,未だ参照番号が振られていない5つの素子を例とします.
アノテーションを実行すると,以下のような結果が得られます.
[[Image:]]
コンポーネントをX位置でソートした場合:
[[Image:]]
コンポーネントをY位置でソートした場合:
これらアノテーションにより,74LS00の4つのゲートがU1パッケージにまとめられ,5番目のゲートが次のU2へ分類されました.
アノテーションの選択
下記の図は,部品をシート2に配置し,「回路図中の最初の空き番号から使用する」オプションを利用してアノテーションを行ったものです.
[[Image:]]
 「シートのRef番号を*100から開始し,最初の空き番号から使用する」オプションを利用しアノテーションを行うと,下記のようになります.
[[Image:]]
 「シートのRef番号を*1000から開始し,最初の空き番号から使用する」オプションを利用した場合は,下記のようになります.
[[Image:]]